2024年7月から開催されている、
パリオリンピックの新種目となった「ブレイキン(ブレイクダンス)」。
その判断基準や採点方法について、
詳しくみていきます。
【パリオリンピック】新種目ブレイキンが話題に!
2024年7月26日に開幕する、
4年に1度のスポーツの祭典「オリンピック」がパリで開催されます。

その中でも注目されているのが、
新種目に決まった「ブレイキン(ブレイクダンス)」に注目が集まっています。
初めてのオリンピックでの種目に、
得点の採点方法や判断基準をご存じない方も多いのではないでしょうか?
どんな競技?
得点はどうやって決めるの?
判定基準がわからない
といった声も多くありました。
【パリ五輪】ブレイキンのルールや判定基準をわかりやすく解説
ここでは、ブレイクダンスをあまり知らない人でも、
パリオリンピックを楽しめるように、
「ブレイキン(ブレイクダンス)」について詳しくみていきます。
【ルール】8つのポイント
2024年パリオオリンピックで新種目となったブレイキン。
華麗な技と音楽性あふれるパフォーマンスは、世界中を魅了しています。
しかし、そのルールは複雑で、初心者には理解しにくいのも事実です。
そこで今回は、オリンピックブレイキンのルールを、以下の8つのポイントに絞って、分かりやすく解説します。
1. 競技形式
- 1対1のバトル形式で競われる。
- 予選は5人の審査員が、決勝は7人の審査員が採点を行う。
- 2分間のダンスを行い、その後、相手とのフリースタイルバトルを行う。
2. 採点基準
- テクニック:50%
- 音楽性:20%
- ムーブ:20%
- パフォーマンス:10%
3. 技の制限
- 頭部への直接的な打撃や、危険な投げ技は禁止されている。
- 床を傷つけるような行為も禁止されている。
4. 服装
- 選手は、動きやすく、かつ露出度の低い服装を着用する必要がある。
- アクセサリーや装飾品は、安全上の理由から着用が制限されている。
5. 音楽
- 公式DJが選曲したヒップホップミュージックを使用する。
- 選手は、事前に選曲された楽曲リストから3曲を選択することができる。
6. 判定
- 5人の審査員が、それぞれの基準に基づいて採点を行い、最も高い得点を獲得した選手が勝利する。
- 延長戦の場合は、追加のフリースタイルバトルを行い、判定を行う。
7. その他
- 選手は、スポーツマンシップを持って競技する必要がある。
- 審判員の判定に異議を唱えることはできない。
8. ペナルティ
- ルール違反をした選手には、減点や失格などのペナルティが科される。
判定基準
最初の国際大会のひとつであるバトル・オブ・ザ・イヤーは1990年に開催されました。
ダンススタイルと同様に、ブレイキンの審査基準も進化し続けており、
2024年オリンピック競技大会の公式ページで、このように公表されています。
2024年のオリンピックでのブレイキンでは、
Bボーイ、Bガールはテクニック、語彙性、遂行、音楽性、独創性という5つの基準で審査される
オリンピック競技大会
このルールに基づいて審査・採点されます。
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
【採点方法】5つの要素
2024年パリオリンピックの新種目となったブレイキン。
その華麗な技と音楽に乗せた表現力は、世界中を魅了しています。
しかし、採点基準は複雑で、審査員の主観も大きく左右されるため、一般の人には分かりにくいのも事実です。
そこで今回は、ブレイキンのオリンピック採点基準を、
- テクニック
- 語彙性
- 遂行
- 音楽性
- 独創性
という5つの要素に分解して、分かりやすく解説します。
1. テクニック:基本功を極めた圧倒的な技
ブレイキンの土台となるのが、フットワーク、トップロック、パワームーブ、フリーズなどの基本技です。
審査員は、これらの技をどれだけ正確かつ高度に繰り出すことができるかを評価します。
- フットワーク: 複雑なステップやパターンを軽快にこなせるか。
- トップロック: 様々なバリエーションのトップロックを繰り出すことができるか。
- パワームーブ: 風車やフレアなどのパワームーブを正確に、かつ力強く繰り出すことができるか。
- フリーズ: 様々なバリエーションのフリーズを長時間保持することができるか。
高いテクニックは、観客を圧倒し、他のダンサーとの差別化にも繋がります。
2. 語彙性:豊富な技を自在に操る表現力
豊富な技を操ることは、表現の幅を広げ、より奥深いダンスへと昇華させます。審査員は、ダンサーがどれだけ多くの技をレパートリーとして持ち、状況に応じて使い分けることができるかを評価します。
- 技のバリエーション: 様々な技を習得しているか。
- 技の組み合わせ: 異なる技をスムーズに繋ぎ合わせることができるか。
- 状況判断: 音楽や相手ダンサーに合わせて、適切な技を選択できるか。
語彙力豊かなダンサーは、見る者を飽きさせない多彩なパフォーマンスを繰り広げます。
3. 遂行:完璧な精度と安定感
いくら難しい技を繰り出しても、ミスが多ければ台無しです。
審査員は、ダンサーが技をどれだけ完璧に、かつ安定して遂行できるかを評価します。
- 正確性: 技を正確に行うことができるか。
- 安定性: 技を安定して行うことができるか。
- リスク管理: 難易度の高い技でも、ミスを最小限に抑えることができるか。
高い遂行力は、失敗のない完璧なパフォーマンスを支える土台となります。
4. 音楽性:音楽と一体化した表現
ブレイキンは、音楽に合わせて踊るダンスです。審査員は、ダンサーが音楽のリズムやグルーヴをどれだけ正確に感じ取り、表現に活かすことができるかを評価します。
- リズム感: 音楽のリズムに合わせて踊ることができるか。
- グルーヴ感: 音楽のグルーヴを感じ取り、表現に活かすことができるか。
- 音楽解釈: 独自の音楽解釈を持ち、表現に深みを与えることができるか。
高い音楽性は、観客を音楽の世界へと引き込み、一体感を生み出します。
5. 独創性:唯一無二の存在感を放つオリジナリティ
他のダンサーとは一線を画すオリジナリティは、ブレイキンの醍醐味の一つです。審査員は、ダンサーがどれだけ独創的な動きやアイデアを取り入れることができるかを評価します。
- オリジナリティ: 独自の動きやアイデアを取り入れているか。
- 個性: 個性やカリスマ性があるか。
- 差別化: 他のダンサーとの差別化が図られているか。
高い独創性は、見る者を魅了し、記憶に残るパフォーマンスへと昇華させます。
これらの要素それぞれについて、5段階(0.5点刻み)で評価されます。
全ての要素が同等に重要であり、合計点が高い選手が勝利となります。
また、オリンピックでは予選と決勝の2段階で採点が行われます。
予選では5人の審査員がそれぞれ10点満点で評価し、上位16選手が決勝に進出します。
決勝では7人の審査員がそれぞれ5段階で評価し、最も高い得点を得た選手が優勝となります。
【ランキング】得点が高い技術トップ5
得点の高い技をランキング形式でご紹介していきます。
2024年パリオオリンピックの新種目となったブレイキン。ダイナミックな技と音楽性あふれるパフォーマンスは、世界中を魅了しています。しかし、どの技が得点が高いのか、初心者には分かりにくいのも事実です。
そこで今回は、オリンピックブレイキンの採点基準に基づき、得点が高い技術を5つランキングにして紹介し、それぞれの技の特徴やポイントを解説します。
1位:風車 (Windmill)
またまたバズったやつ。
— かめ a.k.a KittyBoy (@HandkeiOne) May 8, 2024
自分的には普通にウインドレクチャーしただけなんだけどな#bboy #breakin #windmill #powermove #ブレイクダンス #ブレイキン #ウインドミル #パワームーブ # pic.twitter.com/J1bdOcDr8c
- 得点:4.5点~5点/5点満点中
- 特徴:回転速度と安定性、そして表現力が求められる。
- ポイント:
- 頭頂部から足先まで、全身を一直線に保つ。
- 腕を素早く回し、回転速度を上げる。
- 音楽に合わせて、様々なバリエーションを繰り出す。
2位:フレア (Flare)
まーたコスパ悪い新技を編み出したわ。かめフレアと命名しよう(´∀`)
— かめ a.k.a KittyBoy (@HandkeiOne) December 21, 2023
需要関係なくレクチャー動画つくるわ#bboy #breakin #strength #flare #oldschool #hiphop #workout #performance #ブレイクダンス #ブレイキン #ヒップホップ #ワークアウト #ストロング pic.twitter.com/8roDswkl8A
- 得点:4点~4.5点/5点満点中
- 特徴:高さ、角度、そして安定性が求められる。
- ポイント:
- 体をできるだけ高く持ち上げる。
- 膝をしっかりと伸ばし、角度を保つ。
- 長時間、安定した状態でキープする。
3位:ヘッドスピン (Headspin)
0から教えた俺の生徒🔥
— YU-YA バチェロレッテ3🌹 (@yuya_style) March 3, 2018
こいつのヘッドスピンはすごい‼️
なんにも出来ない時からの事考えると本当に努力したんだなー👍
素晴らしい‼️🔥 pic.twitter.com/YZJ9FQHmMC
- 得点:3.5点~4点/5点満点中
- 特徴:回転速度、安定性、そして表現力が求められる。
- ポイント:
- 頭頂部でしっかりとバランスを取る。
- 腕を使って、回転速度を上げる。
- 音楽に合わせて、様々なバリエーションを繰り出す。
4位:フリーズ (Freeze)
亀は急には止まれない(止まれる)#bboy #breakin #turtle #powermove #freeze #ブレイクダンス #ブレイキン #タートル #パワームーブ #手技 #手業 #フリーズ pic.twitter.com/zV8JQ4Uq5J
— かめ a.k.a KittyBoy (@HandkeiOne) November 11, 2023
- 得点:3点~3.5点/5点満点中
- 特徴:形、キープ時間、そして表現力が求められる。
- ポイント:
- 体を様々な形に固める。
- 長時間、安定した状態でキープする。
- 音楽に合わせて、様々なバリエーションを繰り出す。
5位:スワイプ (Swipe)
#50歳 #寿 #macarena #Hoodiefam #ダンス #dance #breaking #ブレイクダンス #ブレイキン #スワイプ… https://t.co/sgSCPvFv38 @YouTubeより pic.twitter.com/ExWuTkXLoS
— 寿🎋dance (@kotobuki_dance) January 24, 2024
- 得点:2.5点~3点/5点満点中
- 特徴:スピード、キレ、そして表現力が求められる。
- ポイント:
- 素早く、力強く足を動かす。
- 体全体を使って、キレのある動きをする。
- 音楽に合わせて、様々なバリエーションを繰り出す。
複雑で高度な技を、次々と繰り広げるブレイキンは、
本当に奥深く、魅力的な競技であることがわかりますね。
ブレイクダンスとは
まずはブレイクダンスについて詳しくなりましょう。
ブレイキンは、1970年代にニューヨーク市ブロンクス地区のアフリカ系アメリカ人やラテン系アメリカ人のコミュニティの中で生まれたストリートダンスの一種です。当時は「ブレイクダンス」と呼ばれていましたが、近年は「ブレイキン」という呼称が主流となっています。
音楽に合わせて、アクロバティックな回転やフリーズ、パワームーブなどを繰り出すのが特徴で、ダンサー同士のバトル形式で競い合うカルチャーとして発展してきました。
ブレイキンの歴史は、大きく3つの時代に分けることができます。
1. 誕生と黎明期(1970年代)
- ニューヨーク市ブロンクス地区で、ヒップホップ文化の一部として誕生。
- 当時は「ロックダンス」や「アップロック」と呼ばれていた。
- ジェームズ・ブラウンやファンク音楽の影響を受け、アクロバティックな動きを取り入れる。
2. 発展と普及(1980年代~1990年代)
- 映画やテレビ番組で取り上げられ、世界中にブレイキンが知られるようになる。
- ブレイクダンスのバトル形式である「バトル・オブ・ザ・イヤー」が開催され、競技性のあるダンスとして発展。
- 日本でもブームが起こり、多くの若者がブレイキンを始める。
3. 国際競技化とオリンピック種目への採択(2000年代~現在)
- 国際ダンス連盟(IDSF)が設立され、ブレイキンの競技規則を統一。
- 2018年、ブエノスアイレスユースオリンピックで正式競技として採用。
- 2024年、パリオリンピックで正式種目として採用されることが決定。
このように、ブレイキンは長い歴史と文化を持つストリートダンスです。2024年パリオリンピックでの正式種目採用は、ブレイキンのさらなる発展と普及に繋がるものと期待されています。
【ブレイキンの特徴】
- アクロバティックな回転やフリーズ、パワームーブなどを繰り出す。
- 音楽に合わせて、即興的に踊り表現する。
- ダンサー同士のバトル形式で競い合う。
- ヒップホップ文化の一部として、ファッションや音楽なども取り入れられる。
【ブレイキンの魅力】
- ダイナミックでアクロバティックな動き
- 音楽性と表現力
- バトル形式の緊張感と一体感
- ストリートカルチャーとしてのファッションや音楽
- 世界中の人々と繋がるコミュニティ
まとめ
今回は、パリオリンピックの新種目に選ばれた「ブレイクダンス(ブレイキン)」について、
詳しくまとめました。
オリンピックブレイキンは、音楽性、技術力、創造性を競うエキサイティングな競技です。複雑なルールもありますが、今回紹介したポイントを理解することで、より深く楽しむことができるでしょう。
今後、ブレイキンは世界中でさらに人気が高まっていくことが予想されます。選手の熱い戦いに注目しましょう!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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